マイクロソフトは9月5日,2003年秋に出荷予定の中小企業向け統合サーバー製品「Microsoft Windows Small Business Server(SBS) 2003 日本語版」の製品候補版(RC)を日本国内で公開した。同社のWebサイト(該当サイト)またはFAXで,「早期評価キット」(1260円)を注文できる。この早期評価キットには,製品マニュアルのほか,Blasterワーム対策CD-ROM「Microsoft Security Update 2003. V.2」が含まれている。

 SBSは,OSであるWindows Server 2003をベースに,グループウエア「Exchange Server 2003」や部門ポータル「Windows SharePoint Services」,共有FAXサービスなどを組み合わせて,簡単に設定ができるウィザードを追加したもの。Standard EditionとPremium Editionがあり,Premium Editionにはデータベースの「SQL Server 2000」とWebサイト開発ツールの「Office FrontPage 2003」,ファイアウオールの「ISA Server」が加わる。

 今回公開される製品候補版は,Standard Editionのみ。実際の製品も,Standard Editionが先行して出荷され,Premium Editionの出荷はやや遅れる予定である。

(中田 敦=日経Windowsプロ)