NECは,同社のメインフレーム「パラレルACOSシリーズ(ACOS-4)」のデータベースを,Windowsサーバー上の.NET環境から利用するソフト「ACOS Access Toolkit .NET / DataAccess library」を発表した。これにより,これまで基幹システムで蓄積してきたデータをこれまで同様に使い続けながら,.NET環境上に構築した新しいアプリケーションからも利用できるようになる。製品の出荷は10月から。

 今回の新製品は.NET Framework上に搭載し,メインフレーム上のデータ・アクセス・ソフトであるDataAccess/Serverと通信できるようにするライブラリ。.NET Framework上で開発した業務アプリケーションから,このライブラリ経由でメインフレーム上の基幹データをXML(Extensible Markup Language)形式で読み書きできる。Webサーバーやアプリケーション・サーバー上に搭載して利用できるほか,クライアントのWindowsマシン上にライブラリを搭載してメインフレームと直接通信することも可能である。

 ACOS Access Toolkit .NET / DataAccess libraryの価格は,サーバー向けが50万円~,クライアント向けが3万円,開発向けが15万円。メインフレーム側に搭載するDataAccess/Serverは月額11万7000円~。

(根本 浩之=日経Windowsプロ)