米Microsoftはこのほど,Windows製品のサポート・ライフ・サイクルに関するWebサイト(該当サイト)で,Windows XPの次期Service Pack(SP)であるWindows XP SP2の提供が,2004年第3四半期になることを明らかにした。同社は,従来Windows XP SP2を2003年中に公開するとしていた。それが半年以上延びる。

 Windows XPの最初のサービス・パックSP1の公開は2002年9月だったので,SP提供の間隔は2年もあくことになる。SPはセキュリティ上の問題やバグ修正をまとめて行うソフトウエア。Windows 2000では,SPの提供間隔が1年程度である。これに対して,XPにおける2年間の提供間隔はあまりにも長すぎる。なるべく早い時期に,セキュリティ上の問題をまとめて修正するセキュリティ・ロールアップ・パッケージ(SRP)のようなプログラムの提供が求められる。

 記事執筆時点では日本のマイクロソフトの当該ページ(該当サイト)は,Windows XP SP2の提供予定時期として従来の「2003年9月~12月」を掲載している。しかし,MS製品の開発は米国本社で一元管理されているため,米国サイトに合わせて修正される可能性が高い。

【8月25日追記】米Microsoft並びにマイクロソフトのWebサイトは記事掲載後に内容が変更された。Windows XP SP2の公開時期について現在は「mid-2004(2004年中盤)」と予告されている。

(中田 敦=日経Windowsプロ)