キヤノンシステムソリューションズは7月18日,ネットワーク構成図を自動的に作成して各ノードの状況を監視できるソフトウエア「NetworkView2」を発表した。開発はスイスNetworkView Software。価格は1万9800円(ダウンロード販売版は1万2800円)で,8月1日に出荷開始する。稼働OSはWindows 98/Me/2000/XP。

 NetworkView2は,ネットワーク内のDNSやSNMPの情報,ネットワークにつながっているマシンのMACアドレスやポート情報を自動的に収集して,ネットワークの保守管理に利用できるネットワーク接続図を自動的に作成するソフト。デバイスの製造元や種類に関する情報(sysObjectID)を5000件分データベース化して搭載しており,ノードの機種をある程度特定できるという。そのため,NetworkView2が作成するネットワーク構成図では,各ノードはデバイスの種類に基づき,見やすいアイコンで表示される。

 情報収集後はネットワークを常時監視する。ネットワーク内のノードが接続不能になったときには,管理者に対して電子メールで警告を発する。ネットワーク内で使われているポートの種類を判別するポート・スキャニング機能も備える。標準ではFTP,TELNET,SMTP,HTTP,POP3のポートを探索し,このほかユーザーが独自に3種類のポートをスキャン対象に追加できる。

(中田 敦=日経Windowsプロ)