コンピュータ・アソシエイツは6月25日,同日よりパッケージ出荷を開始するマイクロソフトの最新WindowsサーバーOS「Windows Server 2003」に,同社の6つの主要製品群を順次対応させていく計画を発表した。米国でもWindows Server 2003の英語版が出荷された4月に同様の方針を発表しており,日本も同様に積極的にサポートしていく意向である。

 同社の製品群は,エンタープライズ統合管理製品のUnicenter,ストレージ管理製品のBrightStor,セキュリティ関連製品のeTrust,企業ポータル製品のCleverPath,モデリング・ツールのAllFusion,アプリケーション開発環境のAdvantageの6つの主要ブランドに分けてマーケティングをしている。これらの全ブランドで提供する製品についてWindows Server 2003への対応を進めていく。

 例えば,バックアップ/リカバリ製品の「BrightStor ARCserve Backup v9 for Windows日本語版」は,Windows Server 2003のパッケージ出荷と同時にWindows Server 2003に対するフル・サポートを開始する。既に2月に出荷開始している最新版で「Certified for Windows Server 2003」(CfW)の認証ロゴを取得している。5月に出荷開始した企業向けウイルス対策ソフトの新製品「eTrust Antivirus 7.0 日本語版」もまもなく,CfWの認証ロゴを取得するという。

 これ以外に,BrightStor Enterprise BackupやeTrust Access Control,Unicenter Network & System Managementの次期バージョンも,年内を目標にWindows Server 2003への対応を計画している。

(小野 亮=日経Windowsプロ)