マイクロソフトは,Windows 2000 Service Pack 4(SP4)英語版などを今月中に,同日本語版を7月上旬にWebサイトからダウンロード可能にする(関連記事)。SP4を適用するとSP1~3までのバグも同時に修正できる。機能強化はUSB(Universal Serial Bus)の最新版2.0と無線LANなどで使われるセキュリティ規格IEEE 802.1xのサポート。ただし,NECのPC-9800シリーズではUSB 2.0に対応しない。

 Windows 2000 SP4では,Sun Microsystemsと係争中のJavaの実行環境(仮想マシン)「Microsoft Java VM(MSJVM)」は搭載されない。ただし既存のWindows 2000(サービス・パックを当てていない,またはSP1~3を適用済み)にはMSJVMがインストールされており,この環境にSP4を適用してもMSJVMは削除されない。

 CD-ROMでの提供は8月中旬に始まる予定。Windows 2000 SP4のCDは,これまでのSPのように雑誌の付録としては提供されない。マイクロソフトからの提供のみになる。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)