Windows 2000のバグ情報と修正プログラムの提供ペースが落ちて,ここ2~3カ月数えるほどになっている。このような状態は,新しいサービス・パックをリリースする前兆である。

 既に6月8日には,Microsoftのサポート技術情報(Knowledge Base)で,L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol),IPSec(IP Security),NAT(Network Address Translation)に関する推奨アップデートなど「pre-Service Pack 5(kbWin2000preSP5fix)」に分類される記事が23個提供された。ほかにも,USBの問題やターミナル・サービスが高負荷のときに発生する問題などに対する記事がある。

 Windows 2000の次期サービス・パック「Service Pack 4(SP4)」の具体的な提供スケジュールは不明だが,過去の経緯から推測すると,6月または7月だろう。夏遅くか秋早くにSP4をマシンにインストールできるように,準備を始めてほしい。