マイクロソフトは5月29日,Windows XPユーザーに悪影響を与える可能性のあったセキュリティ修正プログラムの改訂版を公開した(該当サイト)。改訂前の修正プログラムをWindows XP(Service Pack 1)に適用すると,ウイルス対策ソフトなどのサードパーティ製品との組み合わせによってはパフォーマンスを低下させることがあった(該当サイト)。心当たりのあるユーザーは新しいプログラムにアップグレードしたほうがいいだろう。
今回の対象となったのは,4月17日に最初に公開された「Windows カーネル メッセージ処理のバッファ オーバーランにより、権限が昇格する (サポート技術情報811493) (MS03-013)」という問題向けの修正プログラム。Windows NT 4.0/2000/XPで一般ユーザーに管理者権限を奪われる可能性があり,深刻度としては上から2番目の「重要」に指定されている。