マイクロソフトは5月28日,Windows Server 2003の「シャドウ・コピー」機能をクライアントから利用するためのソフトをWeb上で公開した(ダウンロード・サイト)。クライアント・ソフトの対応OSはWindows XPとWindows 2000 SP3以降。

 Windows Server 2003のシャドウ・コピー機能とは,管理者が指定した時刻に,共有フォルダ内のファイルを自動的にコピーする機能である。この機能を利用すれば,Windows Server 2003上の共有フォルダにあるファイルを削除しても,クライアント側から“ゴミ箱”機能を使うように簡単に復活できる。他にも,誤って上書きしたファイルを元に戻したり,ファイルのバージョン管理をするといった作業が可能になる。

 Windows Server 2003のCD-ROMにもWindows XP専用のソフトは付属しているが,Webからダウンロードできるようになったことと,Windows 2000(SP3以降)にも対応したことが新しい。

(中田 敦=日経Windowsプロ)