機密情報の漏えいを防止したい企業に新しいツールが提供される。米Microsoftは5月20日,Internet Explorer(IE)向けに「Rights Management(権利管理)」アドオン・ソフトのベータ版をリリースした。Webコンテンツの利用に際して提供者側から制限を付けられる新しいプラグインである。

 このアドオンは,認証されていない人物がIEに表示されたWebベースの情報(電子メールや機密情報を含む)を編集したり,転送,印刷,コピーしたりするのを防ぐ。Microsoftの「Digital Rights Management(デジタル権利管理)」構想の一部としてリリースされる。この構想には,Office 2003の新しいツール類やWindows Server 2003に追加される「Windows Rights Management Service」などが含まれる。Microsoftはこれらのツール群を2003年後半に提供する予定だ。

 なお,IE向けRights Managementアドオン・ソフトのベータ版は,同社のWebサイト(該当サイト)からダウンロードできる。