マイクロソフトは4月21日,次期Officeソフト「Office 2003日本語版」を含む「Office System」のベータ版プログラム「Office Systemプレリリースキット2003」を無償提供すると発表した。募集人員は7000人で,4月21日から5月9日まで同社のWebサイトで申し込みを受け付ける(該当サイト)。Office Systemのベータ版配布は米国で今年3月から受付を開始しており,全世界で50万人を対象に実施されている。

 今回Office Systemプレリリースキット2003として提供されるのは,(1)コアになるアプリケーションであるOffice Word 2003,同Outlook 2003,同PowerPoint 2003,同Access 2003,(2)プロフェッショナル向けのアプリケーションである同FrontPage 2003,同OneNote 2003,同InfoPath 2003,同Publisher 2003,(3)サーバー向けのセットWindows SharePoint Services,SharePoint Portal Server "v2.0",Windows Server 2003(RC2),(4)ガイド資料としてプロダクト・ガイドCD,シナリオ・ビデオCD,開発者向けリソースCD,GroupBoard ワークスペースCD――など全部で12枚のCD-ROMで提供される。

 このプレリリース版は5台までのコンピュータにインストール可能で,2003年8月31日まで動作する。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)