米Microsoftは2月11日,技術にあまり詳しくない個人/家庭ユーザーを対象にしたセキュリティ情報提供サービス「Microsoft Security Update」を開始すると発表した。このサービスは今月から電子メールで配信され,同社製品に関する最新のセキュリティとパッチの情報,およびセキュリティに関して最新の情報を分かりやすく簡潔に説明するとしている。購読は,同社のWebサイトから申し込む(該当サイト)。

 「ユーザーの間でコンピュータ・セキュリティに対する関心が,高まってきていることを喜ばしく思う。Microsoftでは,セキュリティが仕事の1つであることを認識している。また,個人ユーザーも企業ユーザーと同様にシステムを守ることために,最新の情報とおよびセキュリティの更新が大切である」「私たちは,セキュリティへの関心が高い個人ユーザーに対して,この新しいサービスを利用するとともに引き続きWindows Updateや自動更新などのツールを使用することを勧める」(同社security assuranceのSteve Lipnerディレクタ)と語る。

 今回の「Microsoft Security Update」は,1998年から提供され30万人の加入者がいるセキュリティ情報通知サービス「Microsoft Security Notification Service」に新たに追加されるもの。Microsoft Security Updateの購読に際しては,Microsoft .NET Passportへの登録は必要としない。日本では従来より独自の形式でセキュリティ情報の提供/告知をしており,今回も日本独自の状況に合わせた情報を付加して提供される模様。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)