米MicrosoftとLindows.comの商標に関する訴訟が陪審裁判になることになった。Lindows.comによる略式裁判の請求をシアトルの米連邦地裁がこのほど却下したため。「Windowsという言葉が商標として有効かどうか」は,陪審員の手によって判決が下される。

 Lindows.comのCEO(最高経営責任者)であるMichael Robertson氏は,この決定を好意的に受け止めている。「裁判所は,Microsoftの法律的な申し立てのほとんどを棄却している。単に,事柄が一般的なために陪審員に判決を求めた」という。

 この訴訟は2001年12月,MicrosoftがLindows.comを訴えることで始まった。同社の名前が「Windowsという登録商標に似ている」のが理由。しかし,Lindows.comは訴訟の流れを逆転させた。現在は「Windowsという名称は一般的なので商標として不適切」とする同社の主張に関して争われている。陪審裁判は4月に始まる。