マイクロソフトとNTT東日本は,1月29日からWindows Media 9を利用した動画配信サービスを実施すると発表した。

 “Corona”という開発コードで呼ばれていたWindows Media 9は,高品質な映像や音声に対応した次世代ストリーミング技術の総称である。コンテンツを配信する「Windows Media Service 9」は,WindowsサーバーOSの次期版「Windows Server 2003」に標準搭載される。コンテンツを再生する「Windows Media Player 9」の日本語版は1月29日に提供される予定だ。この試験サービスは,Windows Media Player 9の日本語版の提供に合わせたもの。

 このサービスを利用すると,自宅にいながらインターネットを通じて,映画やライブなど,1280×720ピクセル以上の高精細な映像や5.1chサラウンド・オーディオでの場感あふれる音響を堪能できる。ただし利用者は限定される。NTT東日本のFTTHサービス「Bフレッツ」を契約する東京23区及び東京都下の一部地域に住んでいる方のみだ。さらに,「BフレッツIPv6サービス実験」にモニターとして参加する必要がある。このサービスは,1月29日から約5カ月間実施される。

(小野 亮=日経Windowsプロ)