このほど米MicrosoftがOffice次期版で低価格版を検討しているとの報道があった。米Sun MicrosystemsのStarOffice(日本ではStarSuite)や同ソフトのオープン・ソース版であるOpenOffice.orgなどとの競争力を維持するのが狙いである。米MicrosoftのOffice担当筆頭プロダクト・マネージャDavid Jaffe氏は,2003年半ばに発売する「Office 11(開発コード名)」でアプリケーションや機能が少ない低価格版を発売するという。

 同社は既に教育関係者や学生向けに低価格版のOfficeを販売している。価格は125ドルでOfficeの中核アプリケーションのみが入っている。Office 11で予定されている低価格版Officeは,これに相当するものになると思われる。