終わりかけている技術の話をするようだが,またもやOS/2はぎりぎりのところで命拾いをしたようだ。IBMは先ごろ,Windowsの昔の競合製品であるOS/2のサポートを継続すると発表した。しかし2003年の3月初めには,パッケージ販売を停止するだけでなく,300を超えるOS/2関連製品のサポートを終了する。

 IBMは顧客の要望があればオンライン販売でOS/2の提供を継続していくという。しかし,これでは1990年代初めにシェアウエアのゲーム・ソフトを手に入れるために私たちがよく使ったものと同じ手法である。

 OS/2について文句を言いたいのではない。1980年代末にマーケティングでへまをしてAmigaをダメにしたCommodore以来,私はこのようないい製品をこんなひどい方法で終わりにする会社を見たことがないだけだ。