米MicrosoftはOffice次期版「Office 11（開発コード）」のプログラミング環境「Visual Studio Tools for Office」を発表した。開発者向けのツールで，Word 11，Excel 11の文書ファイルとXML（Extensible Markup Language）をベースにしたOffice 11のソリューションを開発できるようになる。C#やVisual Basic .NETなどがVisual Basic for Applications（VBA）と同様に利用できる。

　Visual Studio Tools for Officeで開発したアプリケーションは，WordやExcel文書のタスク・ペイン領域内で動作する。Visual Studio .NETの次期版であるVisual Studio .NET 2003の機能は，エディタやデバッガ，Windowsフォーム，サーバー・サイドのコンポーネントへのアクセスなどを含めすべて利用できる。出荷はOffice 11と同時期の2003年半ば。価格は未定。