デルコンピュータは12月2日,中小企業向けにソリューション・パッケージ「Information Worker Solution Value Package」を発表,同日より受注を開始した。同社のPCサーバーを使用するセミオーダーのシステムで,マイクロソフトの「GroupBoard 2.0」を使ったグループウエア・システムと,トレンドマイクロの「ServerProtect」を使ってウイルス対策されたファイル・サーバーの2種類がある。価格はグループウエア・システムが59万8000円から,ファイル・サーバーが47万8000円から。

 各システムは,同社のコンサルティング部門「デル・テクノロジー・コンサルティング」がユーザーにヒアリングして,ハードウエアの仕様やソフトの設定を決めてからシステムを納入する。サーバーには同社のタワー型PCサーバー「PowerEdge 1600SC」(最小構成でCPUは2.0GHzのXeon,メモリーは256Mバイト,ハードディスクは36Gバイト)を,OSにはWindows 2000 Serverを用いる。導入後の保守サービスは,ハードウエアには24時間の電話サポートと1年間のオンサイト保守(2~3年目は翌営業日の対応),ソフトウエアには運用に関する5件までのサポート(システム納入より3カ月間,電話/メール/FAXで受付)が提供される。今後は,大企業向けや他のソリューションが用意される予定。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)