コンピュータ・アソシエイツは11月20日,複数台のストレージを一元管理できる「BrightStor Storage Resource Manager(SRM) 6.3」を発売した。BrightStor SRMシリーズは米Computer Associatesが13年前から販売しているソフトで,新バージョンで2バイト文字対応しため,日本でも販売を開始した。価格は30万円から。製品出荷は12月中旬。

 BrightStor SRM 6.3は,ネットワーク上に分散しているストレージであっても,監視モジュールをインストールすることによって,容量や使用状況を一元管理できるようになるソフト。同社のバックアップ・ソフト「BrightStor ARCserve Backup」の一元管理・運用も可能であるほか,ウィザード形式による「Oracle」「Microsoft Exchange Server」のデータのバックアップもできる。

 ストレージの仮想化(バーチャリゼーション)や自動管理などの機能はない。これら機能は今後日本でも発売する予定の「BrightStor Portal」(米国では販売中)で実現すると説明している。

 管理対象プラットフォームは,Windows NT 4.0/2000/XP,Solaris,hp-ux,AIX,Red hat Linuxと,米Network ApplianceのNAS装置の「NetApp Filer」。製品の稼働OSはWindows NT 4.0/2000。

(中田 敦=日経Windowsプロ)