米Hewllet-Packardは11月19日,テープ1本当たり200Gバイト(非圧縮)の「Ultrium format Generation 2」(Ultrium 2)に準拠したテープ・ドライブ「StorageWorks Ultrium 460」を業界で初めて発表した。中規模システムのバックアップ・テープは,200Gバイト時代の幕を開けた。

 Ultrium 2は,Hewllet-Packard,米IBM,米Seagateが決めたバックアップ・テープ規格LTO(Linear Tape Open)の第2世代の仕様。テープ・カートリッジ1本当たりの記憶容量が200Gバイト,データ転送速度は30Mバイト/秒と(いずれも非圧縮時),第1世代であるUltrium 1の2倍の値を示す。Ultrium 2のライバル規格としては,SuperDLTtapeの第2世代で記憶容量160Gバイトの「SDLT 320」がある。SDLT 320のテープ・ドライブは2002年夏にリリースされているが,Ultrium 2は1本当たりの記憶容量で抜いた。

(木下 篤芳=日経Windowsプロ)