ノルウェーのOpera Softwareは11月13日,Webブラウザの新版「Opera 7」の最初のベータ版(ベータ1)をリリースした。既に同社のWebサイトからダウンロードできるようになっている(該当サイト)。Opera 7は,HTMLを解釈/表示するレンダリング・エンジンを一新したほか,Internet ExplorerやNetscape/Mozillaよりずっと優れた新機能をたくさん組み込んだとしている。

 「Opera Softwareが挑戦しているのは,小さなパッケージに便利な機能をたくさん詰め込むことだ。Opera 7でまさにそれを実践できたことを嬉しく思う。レンダリング・エンジンやユーザー・インターフェース,電子メール・クライアントを大幅に改良したほか,レンダリングの速さも向上させている」とOperaのCEO(最高経営責任者)であるJon S. von Tetzchnerは話している。

 ベータ1では新バージョンの電子メール/ネットニュース・クライアントのほか,レンダリング速度や標準仕様への準拠度の向上,PDA(携帯情報端末)など小さな画面での表示をテストするモードの追加などの強化がなされている。ボタンと背景の継ぎ目をなくすアルファ・ブレンディング技術で描画されるユーザー・インターフェースや,新しいナビゲーション・バーもOpera 7の特徴だ。