マイクロソフトは,Webサイトで提供しているサポート技術情報の番号を段階的に変えることを明らかにした(該当サイト)。英語版については11月7日から変更が始まる。日本語版は12月2~6日ごろから変更を始める予定。サポート技術情報は英語のものが複数の言語に翻訳されているが,同じ番号を指定すると各国語で同一の内容のものを参照できるようにするという。2005年1月には古い番号が完全に使えなくなる。

 新番号は,「JP123456」「Q123456」のように旧番号の頭にあったQやJPなどの文字をとり去り,「123456」のような数字だけにする。URLも同時に変わる。サポート技術情報の各記事のURLの一部にはサポート技術情報の番号が含まれているが,そこからもQやJPなどの文字が取り除かれる。番号は同じでもロケール機能で適切な言語のものが参照できるようになるという。

 既存の情報については古い番号やURLも当面機能するよう配慮されているが,2年後には完全に利用できなくなる。報告書などでサポート技術情報を引用するときには,この点を考慮する必要がある。また,米Microsoftは情報に付いている番号の数字自体が一部変わる可能性を示しているので注意したい。

 サポート技術情報は,マイクロソフト製品のトラブル解決や活用に役立つ技術資料のデータベース。大量に情報が蓄積されており,1つひとつの情報に個別の番号が付けられている。これまでの方式では,英語版の情報に「Q」という文字が,日本語の情報には「JP」や「J」という文字が最初に付く。

(干場 一彦=日経Windowsプロ)