マイクロソフトは2002年9月19日,Windows XP Service Pack 1(SP1)日本語版の提供を開始した。2002年8月下旬までに見付かった不具合を一括して修正できるほか,米国司法省との和解案に基づいて搭載した[プログラムのアクセスと既定の設定]というコンポーネントを含んでいる。またWindows XP以外のWindowsでInternet Explorer 6を利用するユーザーに対して同日IE6 SP1日本語版を公開した。

 Windows XP SP1日本語版の提供は米Microsoftが9月9日に英語版を公開してから約10日後になった。現在,マイクロソフトのWindows Updateサイトなどからダウンロードできる。複数のPCにSP1を適用する必要がある場合は,マイクロソフトのWindows XP SP1のサイト(該当サイト)から,SP1の「全ファイルインストール」版と導入ツールである「Microsoft Windows コーポレート展開ツール」をダウンロードできる。マイクロソフトではWindows XP SP1と展開ツール,ドキュメント類を収録したCD-ROMを実費(1050円を予定)で配布する。CD-ROMの受付は10月1日に開始する。

 IE6 SP1は,IE 6のセキュリティ上の問題などを修正した更新版。Windows XP以外のWindows上でIE6が導入されているマシンでは,Windows Updateサイトからダウンロードできる。マイクロソフトのWebサイト(該当サイト)からもダウンロード可能である。CD-ROM送付の受付はやはり10月1日に開始する。Windows XPに搭載されているIE 6に関してはWindows XP SP1に修正モジュールが含まれており,XP SP1のみを適用すればよい。

(中田 敦=日経Windowsプロ)