米Microsoftは最新版のデスクトップOSであるWindows XP向けのService Pack 1(SP1)を9月9日から公開すると発表した。9月9日からWebサイトでダウンロードが可能になると同時に,CD-ROMを注文できる。このSP1は,バグやセキュリティ面の修正をしたWindows XP向けの最初のアップデートになる。

 「Microsoftはいつも顧客に対してWindowsのセキュリティと信頼性を高めることを心がけている。SP1は,その顧客に対する最新のコミットメントだ」とMicrosoftでプラットフォーム製品グループの副社長を務めるJim Allchin氏は語る。「Windows XPは私たちが今まで市場に提供した中で最もセキュアで信頼性の高いOSである。しかし,私たちの作業は製品を出すと終わりというわけではない。Windows Updateのようなサービスや今回のSP1は,顧客が常に最新の優れた技術を使い続けられるようにしている私たちの典型的な支援例だ」とも述べている。

 Windows XPのSP1には,米国での昨年10月の製品登場からこれまでに提供されているセキュリティ・パッチすべてに加え,「Trustworthy Computing(信頼できるコンピューティング)」の方針に基づいてセキュリティから見直したコードの修正,USB(Universal Serial Bus) 2.0などの新技術サポート,米国司法省との合意に基づいたユーザー・インターフェースのいくつかの見直し(既報),などが含まれている。