注目されていたWindows 2000サービス・パック3(SP3)の日本語版が既報通りに今日9日から公開を開始した(該当ニュース)。ただし,9日朝10時の時点ではまだ日本語の案内ページは用意されておらず,米国のダウンロード・サイトから英語版やドイツ語版と同じように日本語版を選択してダウンロードするようになっている(該当サイト)。

 ダウンロードできるのは高速インストール版とネットワーク・インストール版の2種類。高速インストール版では,対象とするマシンで使っている機能向けのモジュールのみを必要に応じてダウンロードするようなインストーラとなっている。そのため,最初にダウンロードするモジュールは620Kバイトと小さくて済む。もう一方のネットワーク・インストール版は,Professional/Server/Advanced ServerといったSP3が対象とする全OSに必要なファイルが含まれているため,約125Mバイトという巨大なサイズになっている。

 Windows 2000 SP3は,Windows 2000発売後に発見されたバグを修正するモジュール群。SP1,SP2,セキュリティ・ロールアップ・パッケージ1(SRP1)に含まれる修正モジュールと,それら以降に発見された修正モジュールがすべて入っている。「重要な更新」として公開された修正モジュールを自動適用する自動更新と,新しいインストーラMicrosoft Installer(MSI)2.0も含まれる。

補足:その後,日本語の案内ページも予定通り開設された(該当サイト)。

(根本 浩之=日経Windowsプロ)