Windows 2000 Service Pack 3(SP3)日本語版は8月9日から一般への提供が開始されることが明らかになった。8月9日(米国時間8月8日)からWebサイト上に正式な案内ページを用意し,ダウンロードによる入手とともにCD-ROMの申し込みができるようにする(該当サイト,記事執筆時点では未公開)。SP3英語版は,米国時間の8月1日に正式な案内ページを開設する予定で,日本語版は1週間遅れの公開となる。

 Windows 2000 SP3に含まれるのはWindows 2000発売後に発見されたバグに関する修正がほとんど。SP1やSP2での修正モジュールをはじめ,セキュリティ・ロールアップ・パッケージ1(SRP1)として提供されたセキュリティ修正モジュールや,さらにそれ以降に発見された修正モジュールがすべて含まれている。それ以外に,「重要な更新」として公開された修正プログラムを自動的に適用するクライアント・ソフトと,不具合を修正した新しいインストーラMicrosoft Installer(MSI)2.0といった一部の機能強化もある。

 SP3はインターネットからダウンロードする以外に,別途CD-ROMを実費で送付してもらうことができる(1050円)。このCD-ROMにはSP3本体だけでなく,ドキュメントやデバッグのためのシンボル・ファイル,Windows 2000を複数マシンにインストールするための配布ツール,ネットワーク管理支援ツールなどが入っている。CD-ROMの提供は9月20日からを予定している。

補足:その後,予定通り米国時間8月1日に英語版とドイツ語版をダウンロードするページが開設されている(該当サイト)。

(根本 浩之=日経Windowsプロ)