開発中のWindows XP Service Pack 1では,修正モジュール(パッチ)の完全自動適用がサポートされることが明らかになった。重要な修正モジュールでは,PCユーザーの手を一切煩わせることなく,修正モジュールが適用可能になる。

 現行のWindows XPでは,[自動更新]という機能に,修正モジュールをある程度自動で適用する設定がある。ただし,もっとも自動化のレベルが高いものでも,Windows Updateサイトからのダウンロードまでが自動で,適用自体はユーザーが判断するという設定しかない。

 Windows XP SP1ではこれに加えて,「重要な更新」に分類される修正モジュールについて適用まで自動的に行う設定が可能になる。同様な機能は,Windows 2000 Serverの次期版であるWindows .NET Serverにも備わる予定。

 Windows XP SP1は,Windows XPの最初のバグ修正プログラム集。Windows XPに対して実行すると,各種バグやセキュリティ上の弱点が修正されるほか,新機能が追加される。