米Microsoftは6月5日,「Windows XP Service Pack 1(SP1)」の最初のベータ版の提供を開始した。ベータ・テスターは1万人にのぼるという。SP1にはバグ・フィックスのほか,全く新しい機能追加や新しいハードウエア技術へのサポートが含まれている。最も重要なのは,2002年初頭のソース・コード見直し作業「Security Push」で見付かったセキュリティ・フィクスが反映されていることと,米政府との反トラスト法訴訟に関連してユーザー・インターフェースに変更が加えられていることの2点である。

 Microsoftは「本日,MicrosoftはWindows XP SP1の最初のベータ版をリリースしました。このSP1には従来のService Packと同様,2001年10月の製品出荷開始以降の,セキュリティ・フィクスや互換性向上のためのアップデート,デバイス・ドライバのアップデート版が含まれます。これら通常のService Packとしての要素に加えて,SP1では米司法省との和解に基づいて必要になった変更もなされています」と発表している。