日本ユニシスは6月3日,最大32CPUまで搭載可能なWindowsサーバーES7000の新機種「Unisys Enterprise Server ES7000/200」を発表した。ES7000/200は,CPUとしてそれまでのPentium III Xeonに替えて64ビットのItaniumやハイパー・スレッディング対応のXeon MPを搭載したのが特徴。また,同機は自己診断/自己修復機能を持つ独自のサーバー管理ソフトウエア「Unisys Server Sentinel」を標準装備することで,システムの信頼性と可用性を向上させている。価格は2500万円(8CPU)から。

 ES7000は,Windows 2000 Datacenter Serverの最大サポート数である32個のCPUを利用できる現時点では唯一のPCサーバー。金融機関の基幹システムや,サーバー統合などでの採用例がある。今回,搭載するCPUとして従来の700M/900MHzのPentium III Xeonに加えて,1.4G/1.6GHzのXeon MPと800MHzのItaniumを加えた。OSはWindows 2000 Datacenter Server以外にWindows 2000 Advanced Serverが利用できる。2003年出荷予定のサーバーOS Windows .NET Datacenter Serverおよび同 Enterprise Serverに対応する予定。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)