米Microsoftはこのところ,とるにたらない機能はたくさんWindowsに組み込んできたが,アンチウイルス・ソフトのように,皆が欲しがる機能をなぜバンドルしないのか不思議だった。しかし,疑問に思うのもこれで終わりだ。

 TheStreet.comの今週のレポートによれば,皆がお気に入りのソフトウエア独占企業はMcAfee.comと独占契約して,アンチウイルス・ソフトを将来のWindowsにバンドル,統合しようとしているという。このニュースで注目している点は,筆者(Paul Thurrott氏)が昨年夏に提案した通りのプロジェクトをMicrosoftが手掛けていることだ。Windows XPのInternet Connection Firewall(ICF)で利用しているプラグイン技術に似た,Windowsアンチウイルス・プラグイン・エンジンを通して保護機能を実現しようとしている。

 Windowsは最低限のアンチウイルス機能だけを搭載して出荷され,サード・ベンダーにも各社の独自技術をOSにプラグインできる機会が与えられるだろう。この計画は平均的なWindowsユーザーにとって,Windows Movie MakerやWindows Messengerなどよりもよいニュースである。