次世代Windowsについて2つのうわさが話題になっている。1つ目は,2003年の初めにWindows XP Second Edition(SE)がリリースされるというもの。2つ目は,開発コードでLonghornと呼ばれるWindows製品およびその新しいスタート・メニューに関するものだ。
XP SEの話は,英Future Publishingが出版する「Microsoft Windows XP--The Official Magazine」に登場した。2002年6月号では,XPのService Pack 1とXP SEの違いについて次のように記述されている。「本質的にXP SP1はWindows XPのパッチの集まりである。一方Windows XP SEは,大きなアップグレードだ。Webブラウザの最新版であるInternet Explorer 7や,DirectX 9が搭載される予定である」という。
米Microsoftはこのことについて何も言及していない。しかしながら,Microsoftはここ数年間,Windows製品のアップグレードを年1回はしている。Longhornが2004年に予定されているため,Microsoftは2003年に何らかの製品を必要とする。XP SEはその製品だといえるだろう。
第2に,Longhornのデスクトップ・インターフェース「shelf」に関してうわさが出ている。Microsoftは去年の夏,金融アナリストの会合で「shelf」のデモンストレーションを行っている。クラシック・モードのデスクトップ上に灰色の横長のバーがあり,バーは「task shelf」「common tasks」「my email」のように分割されている画面を見せた。実際にこれが動く様子を見ることはまだできない。Microsoftによると,この秋にWindows XP SP1が完成するまで,Longhornのぺータ・テストは始まらないという。