米Dell Computerは4月4日,ブレード型サーバー「PowerEdge 1655MC」とXeon MP搭載のPCサーバー「PowerEdge 6600/6650」の計3製品を発表した。出荷開始は1655MCが第3四半期,6600/6650が5月。

 PowerEdge 1655MCは1枚のブレードに2個のPentium III(1.26GHz),最大2Gバイトのメモリー,2台のハードディスク(SCSIインターフェース)を搭載する。またハードウエアRAIDチップと,2ポートの1000BASE-T対応ネットワーク・インターフェスをオンボードで備える。高さ3Uのきょう体には,最大6枚のブレードが収容可能。価格は出荷時に発表する。

 Xeon MP搭載機は高さ7Uの「PowerEdge 6600」が最大12個のハードディスクを,高さ4Uの「PowerEdge 6650」が最大5個をそれぞれ搭載できる。CPUはハイパースレッディングに対応したXeon MPを最大4個搭載する。価格はそれぞれ最小構成で5499ドル,5199ドル。

 また,同社は新しい形式の「ブリック型サーバー」の出荷を計画していると発表した。このサーバーはCPU,インターフェース,ストレージなどをモジュール単位で,ユーザーのニーズに合わせてフレキシブルに変更できる仕組みを備える。用途はデータベース管理システムやCRM(Customer Relationship Management),ERP(Enterprise Resource Planning)などのハイエンド・アプリケーション向けとしている。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)