ベリタスソフトウェアは3月19日,クライアント・パソコンのデータをサーバーのディスクにバックアップするソフトの最新版「VERITAS NetBackup Professional v3.5(日本語版)」を発表した。Windows XPやMeといったOSを搭載したクライアントについてもバックアップ可能にするなど,対応OSを拡張している。

 VERITAS NetBackup Professionalは,クライアント用とサーバー用のソフトからなる。バックアップはクライアント側でスケジュールを設定して,定期的に差分データをサーバーへ転送して行う。リカバリー時は,起動用のフロッピー・ディスクと・データが入ったCD-Rディスクをサーバーで作成し,それらを使ってクライアント・パソコンでデータを復元する。OSなど各クライアントで共通のデータは,サーバー上にまとめて記録することでトータルのディスク容量を節約する。

 v3.5での変更点は対応OSの追加。クライアント・ソフトは従来のWindows 95/98/NT4.0/2000に加えて,Windows XPとMeが追加,サーバー・ソフトはWindows NT4.0/2000に加えて,Solarisが追加された。出荷開始は4月上旬。価格は13万円(1サーバーと10クライアント)から。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)