マイクロソフトは3月12日,日本語版Windows XP用のUSB 2.0(Universal Serial Bus 2.0)ドライバを正式にリリースした。英語版は既に2月にリリースしている。USB 2.0対応の制御チップを搭載したWindows XPマシンから「Windows Update」サイトにアクセスするとダウンロード/インストールが可能。周辺機器メーカー各社による動作確認機器のリストもWebサイトに公開している(該当サイト)。

 USB 2.0はUSB 1.xと上位互換性のあるシリアル・インターフェース。最大転送速度は480Mビット/秒とUSB 1.xの40倍。マイクロソフトは当初,Windows XPの出荷開始と同時にUSB 2.0のドライバを公開するとしていたが,検証作業の遅れなどから公開が延期されていた。今回,最新のOSが正式に対応したことで,USB 2.0の普及に弾みがつくと見られる。

(斉藤 国博=日経Windowsプロ)