マイクロソフトは3月1日より,Windows XP Home EditionをXP Professionalへアップグレードするためのパッケージ「Windows XP Professionalステップアップグレード」の発売を開始している。同社はサイトで,このステップアップグレード使用時の注意点を公表し,一部のファイルが失われるという。

 注意点の1つは「スタートメニューのショートカットや,スタートアップグループのアイテム,共有ドキュメントの中に含まれる文書,画像,音楽ファイルなどが失われる可能性がある」(該当サイト)というもの。もう1つは,「セキュリティ修正プログラムおよび修正モジュールが移行されない」(該当サイト)というもの。これらの回避方法については,該当サイトに手順が示されているが,後者に関しては修正プログラムおよび修正モジュールを再度インストールすることを求めている。

 既存のアップグレード・パッケージである「Windows XP Professionalアップグレード版」は,XP Home Editionを対象製品として含めていない。一方,今回発売されたステップアップグレードは,XP Home Editionプリインストール・パソコン向けの製品。実売価格は1万3000円程度で,5月31日までの期間限定で出荷。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)