デルコンピュータは2月12日,本体の厚さが1U(約4.5cm)サイズで最大記憶容量が480GバイトのNAS(Network Attached Storage)サーバー「PowerVault 715N」を発表した(該当サイト)。

 PowerVault 715Nは,「同701N/705N」の後継機で,LANに直接接続して利用する一種のファイル・サーバー。同社のNAS製品群の中ではエントリ・モデルにあたる。Microsoftのアプライアンス・サーバー向けOSである「Windows Powered OS」を搭載する。同701N/705NはOSにFreeBSDを採用していた。

 同製品を利用すれば,Windowsのデータのほかに,UNIX/LinuxやMacintosh,NetWareといった異なるOSのデータを共有/管理できる。NASに格納したデータの更新履歴(世代)を保存・管理する「スナップ・ショット」機能が付属する。

 搭載するディスク容量の違いなどで3モデル構成をとる。「160GBモデル」は,Celeron-900MHz,メイン・メモリー256Mバイトを搭載する。「320GBモデル」は,Pentium III-1GHz,メイン・メモリー256Mバイトを搭載。「480GBモデル」は,Pentium III-1GHz,メイン・メモリー512Mバイト。いずれのモデルも10BASE-T/100BASE-TXのLANポート×2とPCIスロット×1を備える。

価格は,160GBモデルが21万4000円。320GBモデルが29万4000円。480GBモデルが39万4000円。オンライン・ストアによる販売は2月14日から開始する。

(菅井 光浩=日経Windowsプロ)