米Microsoftは,次世代の開発支援環境であるVisual Studio .NETを開発者向けサービスであるMSDN購入者に対して先行リリースした。MSDN購入者向けダウンロード・サイトから入手できる旨が同社のWebサイトで告知されている(該当サイト)。

 Visual Studio .NETは,Visual Basic.NETやVisual C# .NET,Visual C++ .NETなど複数のプログラミング言語を統合した開発環境を提供する。また,Microsoftが提唱する.NET技術を利用したXML Webサービスなど次世代のアプリケーション開発環境を指向している。

 Visual Studio .NETには,(1)Visual Basic.NETやXML Webサービス開発など基本開発環境を提供する「Visual Studio .NET Professional」,(2)Professionalに,ソース・コードやプロジェクトを共有してグループで開発を進める機能などを追加した「Visual Studio .NET Enterprise Developer」,(3)Enterprise DeveloperにVisioベースのモデリング機能などを追加した「Visual Studio .NET Enterprise Architect」が用意される。価格などはサンフランシスコなど米国各地で順次行われるイベント「VSLive!」に合わせて現地時間の2月13日前後に発表されると推測される。マイクロソフト日本法人によると,日本でのVisual Studio .NETの提供時期は未定という。

(干場 一彦=日経Windowsプロ)