米Microsoftは,2001年10月25日から販売を始めた新デスクトップOS「Windows XP」の販売本数が1700万ライセンスを超えたと発表した(該当サイト)。コンピュータ・メーカーがPCにインストールして出荷した分とパッケージで出荷した分を全世界で集計した結果。「これまでのWindowsで最大のセールス」(Bill Gates会長)という。

 同社は,コンピュータ・メーカーからの販売量が過去に発売したOSより多い点を強調している。同じ販売期間では,Windows 98に比べて300%,Windows Millennium Edition(Me)に比べて200%高いという。米国ではWindows 98は98年6月25日に,Windows Meは2000年9月14日に発売された。発売から2カ月強という期間で見ると,Windows XPは,クリスマスや年末の需要期を含んでいる点で有利である。また,大掛かりなセールス・プロモーション活動を繰り広げたことも影響していると思われるが,景気低迷下で実現した数字としては注目できる。

 Windows XPの販売量は,このほど開催された家電製品関連の見本市International Consumer Electronics Show(CES)でBill Gates会長が公表したもの。これまで調査会社が独自に集計したWindows XPの販売量はあったが,Microsoft自身が明らかにするのはこれが初めて。

(干場 一彦=日経Windowsプロ)