米QLogicは11月5日,同社のFibre Channel(FC)用スイッチ「SANbox2」が,データ転送速度2Gビット/秒のスイッチ製品としては初めて,相互接続の認証試験「SANmark」の認定を受けたと発表した。同社の2Gビット/秒対応のホスト・バス・アダプタ「SANblade QLA2300シリーズ」も同時に認定された。

 SANmarkは,SAN(Storage Area Network)用インターフェースとして普及しているFC製品の相互接続性を保証するために作られた認定制度。相互接続性の標準とテスト環境は,ANSI T11仕様に基づき,New Hampshire大学のInteroperability研究所と業界団体Fibre Channel Industry Association(FCIA)によって開発された。

 現行普及しているFC製品は,データ転送速度が1Gビット/秒。2Gビット/秒の製品は,発表されたばかりでまだ普及はしていない。同社スイッチ製品のSANmark認定を皮切りに,他のベンダー製品も認定を受ける動きがあり,2Gビット/秒のFC製品が普及する弾みになると思われる。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)