東芝とマイクロソフトは企業内の知識(ナレッジ)を共有し活用するためのナレッジ・ポータル構築ソリューションの提供で協業すると発表した。ナレッジ・ポータルとは,ユーザーが個々に持っている知識を共有し,必要な知識だけを容易に入手できるようにするシステム。個々のユーザーに合わせたポータル画面と呼ぶWebページから必要な情報や知識を閲覧できる。

 今回の協業では,マイクロソフトのイントラネット向けポータル構築ソフト「SharePoint Portal Server 2001」と東芝のナレッジ・マネージメント・ソフト「Knowledge Meister」を組み合わせたナレッジ・ポータル構築ソリューションを提供する。

 情報の収集源としては,企業内のファイル・サーバーやExchange Server,ロータスのドミノ,ユーザーが登録したWebサイトなど,社内外の情報に対応できる。収集した情報を自動的に内容を分析・分類して蓄積し,自然言語による検索ができるようになる。

 また,東芝のグループ会社であるニューズウォッチは,新聞や雑誌などの記事をユーザーが欲しいものだけをフィルタリングしてポータル画面に表示するWebパーツを提供する。ポータル構築だけでなく,ポータル画面に載せるコンテンツの提供も行う。

 ニューズウォッチのWebパーツは,マイクロソフトのWebサイト(該当サイト)でダウンロードできるようになる予定である。

伊藤 康生=日経Windowsプロ