IT技術認定試験を実施している米国コンピュータ技術産業協会(CompTIA)の日本支部は10月9日,今後国内で実施するIT技術の資格試験を増やしていくと発表した(該当サイト)。同日本支部ではすでに,PCの基礎的な知識を問う資格試験やネットワーク技術,インターネット技術などに関する資格試験を実施しており,コンパックコンピュータなどのベンダーや大原情報ビジネス専門学校などの教育機関が会員企業になって,社員教育や教育カリキュラムに利用している。

 新しく追加されるのは,10月6日からスタートしたPCサーバーに関する資格試験「Server+」,年末までに始まるLinuxに関する資格試験「Linux+」,また,2002年からはスキャナやドキュメント管理システムに関する「CDIA(Certified Document Imaging Architech)」,e-ビジネスに関する「e-Biz+」,システム開発のプロジェクト管理に関する「IT Project+」,IT系インストラクターの教育スキルに関する「CTT+」など。

 CompTIAは,9カ国に拠点があり50カ国でIT系の資格試験を実施している任意団体。会員企業は1万社以上。2000年は世界で50万人が受験をした。

(木下 篤芳=日経Windowsプロ)