キヤノンは10月31日,インターフェースにUSB 2.0を採用したフラットベッド型スキャナ「CanoScan D1250U2F」「同 D1250U2」を発表した。D1250U2Fは,フイルム読み取りユニットを備えるのが特徴。D1250U2を同等にするオプションは,用意されない。価格はそれぞれ2万6800円と1万9800円。出荷開始は,いずれも11月上旬。

 同社のフラットベッド型スキャナは読み取り素子にCIS(Contact Image Senser)を使った低価格で薄型のNシリーズと,CCDを採用して画質を重視したDシリーズがある。今回発表のD1250U2F/U2は高画質なDシリーズに属する。最大読み取り原稿サイズはA4判,透過原稿は35mmフィルム。読み取り解像度は横1200×縦2400dpi。

 インターフェースに採用したUSB 2.0は,最大480Mbpsのデータ転送が可能。USB 1.1(同 12Mbps)の上位規格にあたる。同社の計測によると,A4判1枚を1200dpiで読み取った場合,D1250U2FをUSB1.1で使ったときは7分58秒であったのに対し,USB2.0では4分28秒と半分近くに短縮された。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)