ネットジャパンは,ディスク・イメージ・バックアップ・ソフトの新版「Drive Image 5.0日本語版」を10月26日から発売すると発表した。Windows XPに対応するほか,Windows上からDrive Imageの起動が簡単にできるQuickImage機能を搭載するなどが特徴。米PowerQuestの製品を日本語化した。

 QuickImageは,Windows上でバックアップ/復元作業の対象をあらかじめ指定しておき,仮想フロッピ経由でDrive Imageを起動する機能。従来は,仮想フロッピでの起動はできたが,バックアップ/復元対象をWindows上からは指定できなかった。この新機能によりWindows上から気軽にバックアップが実行可能になる。

 Drive Imageのパッケージの中にあるCD-ROMからの起動もできるようになった。従来は,緊急用ディスク(フロッピ)や仮想フロッピ・ディスク技術による起動が可能だったが,新版はそれに加えて3つ目の起動方法が用意されることになる。このほか,CD-R/CD-RWドライブへの書き込み速度向上や65Gバイト以上のディスクでの安定操作(IDEで100Gバイト,SCSIで73Gバイトまで検証済み)などが施されているという。

 パッケージの価格は1万5800円。Drive Image 4.0日本語版を9月26日以降に購入して,11月30日までにユーザー登録した場合には,Drive Image 5.0日本語版へ無償アップグレードできる。動作環境は,Windows 95/98/Me/XP/2000 Professional/NT Workstation 4.0またはDOS 5.0以上。サーバーOSはサポートされない。

 ディスク・イメージ・バックアップ・ソフトは,ディスクやパーティションのファイルなどをビット列として複製するソフト。一般のバックアップ・ソフトに比べて,処理が高速であるほか,ディスクやパーティションのフォーマット情報やシステム・ファイルを含めてバックアップできる。従来,復元はディスクやパーティション単位だったが,最近ではファイル単位で可能な製品が多い。Drive Image 5.0もImageExplorerというツールを使うことでファイル単位の復元が可能だ。

(干場 一彦=日経Windows 2000)