米Quantumの子会社でアプライアンス・サーバー・ベンダーの米Snap Appliancesは9月18日,複数のNAS(Network Attached Storage)を集積して1つのドライブに見せるソフト「DiskXtender 2000」を自社のNAS製品「Snap Server」にバンドルして販売することを発表した。

 Snap ServerはWindows,NetWare,UNIX/Linux,Macintoshなど異なるプラットフォームに対してファイル・サーバー機能を提供するNASアプライアンス・サーバー。一方,DiskXtender 2000は米OTG Softwareのソフトウエア製品。通常,1台のNASは1つのネットワーク・ドライブに対応するが,同ソフトを使うと複数のNASに対して,仮想的に1つのネットワーク・ドライブを割り当てることができる。用途としては,稼働しているシステムの規模に応じてアプリケーション側が意識することなく,自由にストレージ容量を拡張するといったことが期待できる。

 国内販売に関して日本クアンタムは,「同ソフトの日本語表示や,日本語OSとの相性の問題などがあり現在検討中」という。

(木下 篤芳=日経Windows 2000)