SASインスティチュート ジャパンは9月18日,データ分析ツールの新版「JMPバージョン4日本語版」を発表した。9月26日から出荷を開始する(該当サイト)。

 JMPは,ビジュアル探索型のデータ分析ソフト。画面上に表示したグラフや表のデータをドラッグ&ドロップ操作などにより分析し直すことができる。JMPジャパン事業部の井上憲樹事業部長は,「統計解析の知識がないユーザーでも,画面を見ながら直感的にデータの分析が可能」という。主に,企業の製品企画開発部や品質管理部門,教育機関などでの利用が見込まれる。

 新版は,GUIや分析結果の表示,ヘルプなどを日本語化したほか,バックエンドで動作するデータ格納部にODBC対応のデータベース・ソフトを利用可能にした。

 価格は,スタンダード版が12万5000円(1ユーザー・アカウント)。教育機関向けのアカデミック版が4万8000円(同)。前バージョンのJMP3からのアップグレード価格も設定している。

(菅井 光浩=日経Windows 2000)