東芝は8月28日,Windows 2000 Advanced Serverを搭載するフォールト・トレラント(無停止)サーバー「MAGNIA FT5200」を発表した。日本ストラタステクノロジーからOEM供給を受けて販売する。Windows 2000を搭載する無停止サーバーを提供するのは,NEC,日本ストラタスに続いて国内3社目。出荷開始は8月31日。

 MAGNIA FT5200は,プロセッサやメモリー,ハードディスクなど構成部品をすべて多重化(2重化または3重化)し,多重化したハードウエア間で同期処理を実行して無停止運転を実現する。構成部品の障害発生時には,サーバーの運転を継続したまま,障害部品の切り離しと交換作業が可能だ。

プロセッサはPentium III Xeon-750MHzの2プロセッサ構成に対応する。メモリーは最大2Gバイト(標準256Mバイト),ハードディスクは最大288Gバイト(標準256Mバイト)を搭載可能。価格は559万8000円から。

 東芝はFT5200の発売に合わせ,「MAGNIA FTサポートオフィス」を開設。無停止サーバーを使ったシステム構築や保守・運用といったサポート・サービスを提供する体制を整えた。

(森重 和春=日経Windows 2000)