PCサーバーのエントリ・クラスで価格競争が激しくなってきた。今では最小構成で10万円を切るのが当たり前になりつつある。日本ヒューレット・パッカードも7月2日に,エントリ・クラスのPCサーバー「hp netserver e200se」の追加モデルを発表。価格を9万8000円(OSを含まず)に設定した。
 
 後発の日本HPが投入した新モデルに搭載するプロセッサは,動作周波数866MHzのPentium III。主要PCサーバー・ベンダーが販売している10万円以下の低価格PCサーバーの中では最速のプロセッサとなる。ただし,プロセッサを2台搭載するデュアル・プロセッサ構成には対応していない。

 搭載しているメモリーは64MバイトのSDRAM。最大768Mバイトまで搭載可能。内蔵ハードディスクは容量20GバイトのUltra ATA/66。対応OSは,Windows NT/2000 Server,NetWareなど。

伊藤 康生=日経Windows 2000