マイクロソフトが6月1日に提供を開始したWindows 2000 Service Pack 2をインストールする際,シマンテックのウイルス対策ソフトNorton AntiVirus 2000が誤ってウイルスを検出することが明らかになった。既にマイクロソフトがWebサイト(該当サイト)で情報を提供しているが,このほど日経Windows 2000編集部でも確認した。Windows 2000 SP1でも同じ現象が出ていた。

 Windows 2000でNorton AntiVirus 2000を動作させているマシンに,Service Pack 2をインストールすると,「xmldso.cab」というファイルがウイルスに感染しているという警告が出る。ウイルス対策ソフトのAuto-Protectという機能を無効にするだけでは誤検出される。他のウイルス対策ソフトでは警告は出ない。

 対策はいくつかある。1つは警告画面が出たときに,これを無視してインストールを続けることだ。ファイルを検疫または削除するとむしろトラブルになる。ほかにマイクロソフトは,ウイルス対策ソフトをアンインストールする回避方法を紹介している。シマンテックは,Auto-ProtectとOffice 2000プラグインを解除する回避方法を紹介している。

(干場 一彦=日経Windows 2000)