マイクロソフトはWebブラウザの新版「Internet Explorer 5.5 Service Pack 1」の提供を開始した(該当サイト)。セキュリティ関係のバグ修正などが特徴。ただし,Windows NT 4.0/2000にインストールするときには複数の注意点があるので気をつけたい。

 たとえばNT 4.0では,IE 5.5 SP1をインストールしたあと,NT 4.0のService Packを再インストールするときに追加作業が必要になる。具体的には,コントロール・パネルの [アプリケーションの追加と削除] からIE 5.5 SP1のコンポーネントを登録し直す。このほかIE 4.xからのアップグレードではレジストリの空き領域を確認する必要があるという。

 Windows 2000では,IE 5.5同様に標準インストールおよび完全インストールは実行できず,Outlook Expressなどを除いた最小限のコンポーネントのみのインストールになる。また,IE 5.5 SP1のセットアップ・モジュールは新規とアップデートの両方に対応しており,IE 5.5をまだインストールしていないマシンに対して直接IE 5.5 SP1をインストールすることも可能である。マイクロソフトとしてはアンインストールの時に不具合が生じる可能性があるため,できるだけIE 5.5使っているユーザーもアンインストールしてからIE 5.5 SP1をインストールすることを推奨している。また,Windows 2000 Service Pack 1についても,最新モジュールを使うためにIE 5.5 SP1の方を後にインストールすることが勧められている。もし,IE 5.5 SP1を入れたマシンへWindows 2000 SP1を導入するときにはIE 5.5 SP1をアンインストールすることを推奨している。こうした注意点はreadme.txtというファイルに書かれている必ず読んでおきたい(該当サイト)。
(干場 一彦=日経Windows2000)