米InstallShield Software製品の国内販売を行うネットサーブはJavaアプリケーション用インストーラ作成ツール「InstallShield Java Editon」の日本語版を来年初頭に発売する。InstallShield Softwareは11月に同製品の英語版(現行バージョンは2.01)をメジャー・バージョンアップして,ランタイムの多国語対応を行う。これをネットサーブが開発環境も含めて日本語化し,出荷する。価格は未定だが,同社のWindows用インストーラ作成ソフト「InstallShield5.1 Professional Edition 日本語版」(17万8000円)と同程度を考えているという。

 InstallShield Java Editionは,Windowsアプリケーション用インストーラを作成するツールとしてはもっともポピュラーなInstallShieldのJava版。ウィザードの質問に答えていくだけで,簡単にインストーラを作成できる。開発環境,作成したインストーラはともにJava VM上で動作する。

 アプリケーションの配布方法は,classファイルの形態によるJavaアプリケーション,アプレットを用いたHTMLファイル,自己解凍ファイルの3種類。Javaアプリケーションに限らず,スクリプトやHTMLドキュメントなどプラットフォームに依存しないものをインストールする場合には利用する価値がある。マルチプラットフォームへの対応を特徴とする一方で,アイコンの登録やレジストリ・エントリの作成などWindowsプラットフォームに特有の機能もサポートしている。